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医療現場からの報告

2010.04.21
包茎手術について

話すのが恥ずかしい・治療が怖いという方へ

先日、10年程前に泌尿器科に行かれたことがあるという患者さんが来られました。状態はカントン包茎で勃起した際に皮が剥け戻らなくなり病院に行かれたという事でした。(とりあえず皮を戻すという処置)それから10年程経って当院に来られた訳ですが、診察してみると全く皮が剥けない・亀頭と包皮の癒着があるという様に症状は悪化しておりました。癒着はまだ広範囲ではありませんでしたので難なく治療する事ができました。何故その時に治療をされなかったのですか?と聞くと、いくつか治療に対する不安があり治療に至らなかったという事でした。このような患者さんは時々いらっしゃいます。当院では治療の技術は勿論ですが、カウンセリング時にどれだけ患者さんの不安を取り除くか、患者さんの本当の希望をどれだけ聞きだせるかにも力を入れています。個人差はあると思いますが泌尿器科に電話をするだけ、行くだけでも随分と勇気がいる方もいらっしゃると思います。ですので来られた患者さんに対してはじっくりと時間をかけてお話をさせて頂き、聞かせて頂く様にしています。そうすることで患者さんの術前、術後の不安を少しでも取り除ければと思っています。