2022.11.18
包茎手術について
皐月クリニックでは、自慰行為・性交渉によってペニスの包皮が切れて出血すると、患者様からよくご相談をいただきます。
ほとんどの患者様は「すぐ治るだろう」と軟膏をぬって放置されていたケースが多いですが、包皮の形状異常・病気などが原因である場合があります。
何度も繰り返す方は、一度クリニックで診断して治療する事をお勧めします。
※下記のような症状の方は注意が必要です。
・自慰行為・性交渉するたびに包皮が切れる
・何回も切れるため、包皮にライン状のスジが入ってしまった
・包皮がむけなくなった
■包皮が切れる原因と治療法
包皮が切れたり・むけなくなったりする原因は大きく分けて
「形状的な問題(包皮が横に皮が切れる)」「病気によるもの(包皮が縦に皮が切れる)」の2つがあります。
【包皮が横に切れる】
・特徴
しばらくすると治るが、何度も繰り返しラインが出来て同じようなところが切れる。
・原因
尿道口付近の包皮が狭くなっているため、輪ゴムで止めたような締めつけが残ってしまうことが原因です。
自慰行為や性交時の摩擦によって切れてしまいます。
何回もそれを繰り返し同じような部分が切れるため、環状にラインが入ってさらに切れやすくなります。
・治療
このような場合は、締めつけがある・いつも切れてしまう部分を取り除く治療を行ないます。
この治療により「締めつけ感」「皮膚が切れる痛み」などが解消されます。
【包皮が縦に皮が切れる・包皮がむけなくなった】
・特徴
昔はちゃんとむけたが、包皮が切れるようになってから、むけなくなった。
切れた部分が硬くなって違和感がある。
・原因
「糖尿病」などの病気が原因と考えられます。
免疫力の低下や傷の治癒能力の低下などでこのような状態になります。
進行すると亀頭と包皮が癒着してむけなくなったり、排尿障害になったりする事があります。
・治療
縦に皮が切れている部分は、硬縮して亀頭がむけなくなっている可能性があるため、すべて取り除いて亀頭直下で縫合します。
結果、亀頭も常に露出しているため「衛生的」「機能的」になる治療です。
包皮が切れる・包皮がむけなくなるという症状は他の病気などが原因である場合もありますので、早期にクリニックを受診して治療する事をお勧めします。
男性の下半身のお悩みなら、皐月クリニックに一度ご相談ください。