2010.01.31
包茎手術について
早いもので年が明けて1か月が経ちました。
この時期、寒さの影響でペニスが縮こまり、包皮が被るという方も少なくないでしょう。
こうした季節だからこそ、包茎手術を検討される患者さんが増える一方で、仮性包茎を軽視する方が多いのは残念です。
仮性包茎は、包皮が剥けたり被ったりするため、一見問題がないように思われがちです。
しかし、実際には雑菌が溜まりやすく、包皮炎や悪臭の原因となることがあります。
また、陰毛が挟まることで包皮が傷つき、炎症を引き起こすケースも少なくありません。
これが進行すると、カントン包茎や後天的な真性包茎に繋がる可能性もあります。
海外では、包茎手術は一般的な治療として広く受け入れられています。
特に欧米では、清潔を保つための予防医療として手術を受けることが多いです。
一方で、日本では「皆、仮性が包茎だから大丈夫」という楽観的な見解が根強く、結果的に問題を放置してしまうケースも見受けられます。
仮性包茎が必ずしも全員に治療を要するわけではありませんが、健康リスクを軽視するのは危険です。
特に炎症や痛みが頻繁に起きる場合は、専門医に相談し、適切な対応を取ることが重要です。日本人男性がもう少し危機感を持ち、自分の健康を守るための行動を起こすことを願っています。